新入荷エッセンシャルオイルのご紹介 1
こんにちは、THE NOTE BAR表参道店の大内です。
本日は、THE NOTE BARに新しく入荷したエッセンシャルオイル(精油)について
ご紹介させていただきたいと思います。
今回ご紹介するのは新入荷したウッディ系の4つのエッセンシャルオイル(精油)のうちの1つです。
これまでもTHE NOTE BARではウッディ系をおよそ60種ご紹介してきました。今回はスタッフも待望のエッセンシャルオイル(精油)をはじめ、調香に魅力的なエッセンシャルオイル(精油)が入ってきましたので、ご紹介させていただきたいと思います。
▪️ノルウェースプルース(Picea abies)
オウシュウトウヒ、ヨーロッパトウヒとも呼ばれるノルウェースプルース。その名の通り、ノルウェー原産の緑の針葉と芳香のある小枝から蒸留されたエッセンシャルオイル(精油)です。
THE NOTE BARで取り扱っておりますスプルース種のエッセンシャルオイルについては、ノルウェースプルース以外に
・ブラックスプルース(Picea mariana) 別名クロトウヒ
・ホワイトスプルース(Picea glauca) 別名カナダトウヒ
・シトカスプルース(Picea sitchensis) 別名シトカトウヒ
・エンゲルマンスプルース(Picea engelmanii) 別名マウンテンスプルース
・ヘムロックスプルース(Tsuja canadensis) 別名カナダツガ
をご用意しています。
ブラックスプルースはアロマテラピーのウッディ系のエッセンシャルオイル(精油)として、スコッチパインやサイプレス、ジュニパーに続いて人気が出てきましたので、見かけられることも多くなってきたかと思いますが、シトカ、エンゲルマン、ヘムロックあたりは珍しく思っていただける方もいらっしゃるかもしれないです。ご興味のある方はぜひチェックしていただきたいエッセンシャルオイル(精油)です。
各種スプルース、いずれもマツ科の針葉樹から採られる香りですので、爽やかな森林をイメージする香りですが、その中でも、それぞれに特徴があります。
中でも軽やかで清涼感を感じられるのが、エンゲルマンスプルースやシトカスプルースになります。エンゲルマンスプルースはほんのりとライムのようなシトラスが感じられるとも言われますが、シトカスプルースのほうは少しスンとする涼やかさが特徴です。このスンとした印象は、調香のアクセントにもとても重宝します。
ホワイトスプルースはほのかーに甘みが感じられるクリーンでウッディな香り、
対するブラックスプルースは、立ち上がり爽快なグリーンノートですが、暖かなウッディ、やわらかなバルサムに落ち着いていきます。
ヘムロックスプルースは、この中で唯一属名が「Thuga」です。
ヒノキ科のシダーが「Thuja」なので、間違われやすいのですが、ヘムロックスプルースはマツ科ツガ属の常緑樹です。ヘムロックは属名違うだけあって、上記のスプルースたちとは香りの違いを感じられやすいと思います。より深みのある香り、しっとりしたウッディを感じられ、深い森に迷い込んだような、、、私も大好きな香りです。
ちなみに材木としてのスプルースは松脂が出にくく、扱いが良いため建具用によく輸入されているそうです。日本中の障子やドアの半数以上はこの木材で作られていると言っても過言ではないという情報も。軽くて響きが良いためピアノやギターにも使用されるそうですので、皆さまの身の回りにもどこかに使われていそうですよね。
そのような背景から、北米が主な原産地のスプルースの香りも、私たち日本人にはどこかきっと親しみやすさを感じられるのかもしれません。
その香りも軽やかで調和のとりやすいスプルース、これを機に身近に感じていただけたら嬉しいです。
それぞれの香りの響き合いをぜひ店頭で体験してみてください。